2025.01.15
作家紹介
春を待ちわびて
先週あたりから一段と冷え込む日が増えましたね、
さて、本日1月15日は「小正月」と呼ばれる日です。
1月7日までは、「大正月」とされ、松の内を忙しく働いた女性をねぎらうため「女正月」と呼ばれる地域もあります。
ただ地方によって松の内の期間は異なり、関東では1月7日、関西では1月15日とされており、関西では本日が鏡開きの日でもあります。
今日は朝に小豆粥を召し上がった方もいらっしゃるかもしれませんね。
赤い色は昔から邪気を払うとされ、家族の無病息災を願いが込められています。
西のテーブルは、ガラス板の上に蝶野秀紀さんの和紙貼りの漆のトレイに、
艶感のある有田焼李荘窯さんの青磁の器や前田麻美さんの灰青釉の器をあわせております。
蝶野さんのトレイは、置いたときに宙に浮か上がるように底が斜めに切り取られ、
テーブルの上に置いている時も美しきフォルムを見せながらも、
全体は軽いつくりのため、手になじみ持ち運びもしやすいです。
和紙の質感が単色の中にも表情をつくりだすため、のせる器をより美しく見せてくれます。
テーブルには、近づいている春の到来を感じる黄色の花を少し混ぜました。
集まった人々が美味しい食事とともに楽しい時間を過ごしているシーンが目に浮かびますね。